冷凍倉庫の実用例

冷凍倉庫内の作業‐将来像

先進的なインテリジェント冷凍冷蔵倉庫の将来は、担当者は、空調の効いたオフィスに座って、何もすることがなくなるのでしょう。画面越しでロボットのすべての動きを確認できます、画面上でその日のタスクが表示され、それをロボットがコツコツと実行して、完了をさせることができます。ロボットが上位システムからオーダーを貰って、倉庫内外の自動搬送、棚への出し入れ、自動ドアの出入り、人が行っていた作業はロボットがそのまま変わって実行してくれることになります。ロボットは搬送を完了する度に上位システムに報告をし、それをデータとして保存をし、その日の集計を出すこともできます。また、ロボットを制御するシステムをサーバーにインストールすれば、サーバー経由で同じことができるので出社しなくてもどこに居てもオペレーションできます。むろん、遠隔で個別のロボットに直接アクセスをし、動かすことも可能です。タスクの修正やオペレーションの変更もできます。全世界の工場で稼働しているロボットの様子を本社オフィスの1つのモニターで確認することができます。

物流における温度管理

コールドチェーン物流における生鮮食品は、予冷、冷凍保管、冷蔵輸送から各段階から末端流通に至るまで、適切な温度管理環境にある必要があり、各段階の保管プロセスは密接に連携していなければならない。 生鮮食品を「新鮮」に保つには、適宜な温度管理以外に、物流の輸送時間を短縮することが重要である! フォークリフトの使用は、積み下ろし時間を効果的に短縮し、ハンドリング効率を向上させる。 しかし、冷蔵倉庫の特殊な運用環境のため、設備は異なる温度環境の「課題」に対処するため、より高い要件を前面に押し出し、異なるレベルの冷蔵倉庫の環境に適応するため、フォークリフトの改造が必要になります。

伝統的な冷蔵倉庫の運転モードでは、フォークリフトは生鮮品やその他の商品の積み下ろし、ハンドリング、積み重ね作業のために頻繁に冷蔵倉庫エリアとアンロードバッファゾーンに出入りする必要があり、積み下ろしバッファゾーンの温度は一般的に周囲または0℃以下であり、大きな温度差、湿度の変化の場合には、冷蔵倉庫の外に出るとフォークリフトの表面は凝縮水を形成することがあり、冷蔵倉庫に入るとスラグが形成されやすく、その結果、電気部品、湿気や腐食の本体の故障につながる。 錆と腐食。 これらの問題に加えて、低温環境はまたフォークリフトの潤滑油、作動油の凝縮、機能の損失が起きやすい、また、低温環境のため、硬く、滑りやすい床で、ちょっとした不注意で作業員の安全上の危険を引き起こすことは容易である。

冷凍仕様車の基本

①車体表面全体的に錆防止加工が必要。

②制動装置は腐食防止処理が必要。

③コネクター、スイッチ、メーター、防水処理が必要。

④油圧作動油、ギアの潤滑剤、電磁弁の油、すべて凍結防止の処理が必要。

⑤駆動部分は凍っている滑りやすい床に対応できる素材。

⑥Lidarセンサー、カメラセンサーは結露防止が必要。

⑦マイコン、タッチパネルなど制御の部分の防水処理が必要。

⑧端子が露や水滴が付着することがありますので自動充電は接触式を排除、無接触方式が必須。


冷凍倉庫対応ロボット

①月光ロボット-Rシリーズ

ドイツLinde社は1960年から業界初の冷凍仕様フォークリフトの販売以来、多くのコールドチェーン物流現場に冷凍仕様のフォークリフトを納品しました、フォークリフトの車体を冷凍仕様に改造する経験が豊富で圧倒的な実績も積んできました、また、‐60°など極めて厳しい冷凍現場に適応可能な車体なども改造可能。

Linde社の車体は温度対応範囲が大きい

‐60℃の酷寒の環境でも耐えられるLinde社車体

月光ロボットのRシリーズはLinde社より車体を購入しています。自動運転への改造は月光ロボットが担当しています。制御用マイコンの錆防止、浸水防止、温度管理、耐低温ケーブルへの交換。バッテリーの温度管理、電芯の温度をモニタリングをし、低温時ヒーターを起動してバッテリーを温める装置などを施しています。

車体内部の改造



自動制御部分の改造


②月光ロボット-スタッカー式

横搬送だけの機種、積み重ねや棚への格納はできませんが、可搬重量3トン、‐20℃~45℃

③月光ロボット-屋内外仕様カウンターバランス式

GPS装着で屋外へそのまま走行可能な機種、雪道に対応、雨天も走行可能、現場の状況に合わせて様々な機種を選択可能、-30°~40°、温度変化の激しい環境にも対応可能。冷凍庫⇔屋外、ダイレクトに移動可能。


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